【Switch】【PC】OCTOPATH TRAVELER 紹介&レビュー

Nintendo Switch

ドット絵と3Dが融合した「HD-2D」で話題になった、スクウェア・エニックスのRPG「OCTOPATH TRAVELER」の紹介&レビュー記事です。



概要

このゲームの特徴
ドットと3Dが融合した新しい表現技法HD-2D
評価の高い素晴らしいBGMの数々
ブースト&ブレイクが生み出す戦略的なコマンドバトル
一般のNPCにフォーカスを当てた「フィールドコマンド」
  • 発売日:2018年7月13日発売(Switch版)
  • ジャンル:RPG
  • クリア時間目安:60~70時間

アクワイアが開発しスクウェア・エニックスが2018年に発売(世界では任天堂がパブリッシャー)した新規RPG。

OCTOPATHはタコではなくOCTO(8つの)PATH(道)の意味。また、8人の主人公の名前の頭文字を並べるとOCTOPATHになる。

シリーズ作品として、スマートフォンで本作の数年前を舞台にした「OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者」が配信されている。

本作で使用されたドットと3Dを合わせた表現「HD-2D」は広がりを見せており、2022年3月4日発売予定のシミュレーションRPG「トライアングルストラテジー」にも取り入れられている他、ドラクエシリーズの人気作「ドラゴンクエストIII」もHD-2Dでのリメイクが発表されている。

世界観・ストーリー

舞台となるのは「オルステラ大陸」。大きく8つの地域に分かれており、8人の主人公はそれぞれの地域出身である。一度訪れた場所はファストトラベルできる。

街やダンジョン、フィールドは、ドット絵のキャラとドットのテクスチャを貼り付けた3Dで構成されており、それに陰影や遠近効果を使用した「HD-2D」という技法で表現されている。

8人の主人公

ゲーム開始時、8人の主人公の中から1人を選んでスタートする。主人公によって物語が始まる街は異なる。

オフィーリア・クレメント(Ophilia Clement)  CV:茅野愛衣
「神官」をベースジョブに持つ。フィールドコマンドは、レベル条件を満たしたNPCを連れ歩くことができる「導く」で、固有アクションは、連れ歩いているNPCを戦闘中に呼び出す「加勢」。

サイラス・オルブライト(Cyris Albright) CV:梅原裕一郎
「学者」をベースジョブに持つ。フィールドコマンドは、NPCから確率で情報を得る「探る」で、固有アクションは、戦闘開始時に各敵の弱点を1つ見破る「予習」。

トレサ・コルツォーネ(Tressa Colzione) CV:青木瑠璃子
「商人」をベースジョブに持つ。フィールドコマンドは、NPCからアイテムや武器をお金を使用して獲得する「買取る」で、固有アクションは、歩いているだけでお金が貯まる「歩いてリーフ」。

オルベリク・アイゼンバーグ(Olberic Eisenberg) CV:小西克幸
「剣士」をベースジョブに持つ。 フィールドコマンドは、NPCに1対1の戦いを挑める「試合」で、固有アクションは、防御コマンドをブーストできる「防御ブースト」。

プリムロゼ・エゼルアート(Primrose Azelhart) CV:桑島法子
「踊子」をベースジョブに持つ。 フィールドコマンドは、NPCを確率で連れ歩ける「誘惑」で、固有アクションは、連れ歩いているNPCを戦闘中に呼び出す「加勢」。

アーフェン・グリーングラス(Alfyn Greengrass) CV:関智一
「薬師」をベースジョブに持つ。 フィールドコマンドは、レベル条件を満たしたNPCから情報を得る「聞き出す」 、固有アクションは、戦闘中に素材を掛け合わせて回復や攻撃ができる「調合」。

テリオン(Therion) CV:松岡禎丞
「盗賊」をベースジョブに持つ。 フィールドコマンドは、NPCからアイテムや武器を確率で入手する「盗む」で、固有アクションは、特定の宝箱を開けることができる「開錠」。

ハンイット(H’aanit) CV:甲斐田裕子
「狩人」をベースジョブに持つ。 フィールドコマンドは、NPCにモンスターで戦闘を挑める「けしかける」で、固有アクションは弱らせた魔物を捕まえる「捕獲」。

どの主人公を選んでも、のちのち他の主人公たちを仲間にできる。主人公で物語が大きく変わるといった要素もないので迷わずに選んで問題ない。迷ったら、敵の弱点を探れるサイラスか、特定の宝箱を開錠できるティリオンがオススメ。



ゲームシステム

戦闘は「コマンドブースト」と「ブレイク」のシステムを組み込んだ、コマンドバトル。敵味方の行動順は画面上位に表示される。

敵には「シールドポイント」と弱点が設定されている。弱点をつくとシールドポイントが減少し、0で敵はブレイク状態になり、1ターン行動不能&被ダメージが増加する。弱点ははじめ「?」と表示されるが、弱点をつく、サイラスの固有アビリティ「予習」、学者のアビリティ「調べる」で見破ることができる。

毎ターン開始時に、各味方キャラにBPが1追加される(最大5まで保持可能)。BPを消費して3段階(1BPで1段階上昇)まで、「たたかう」やアビリティ(特技・呪文)をブーストできる。「たたかう」をブーストすると、消費したBP分だけ攻撃回数が追加される。アビリティをブーストすると、効果ターンや威力などが増加する。BPを使用した次のターンはBPは追加されない。

「コマンドブースト」によって「たたかう」ブーストでシールドを削りブレイクするか、ブレイク中にブーストでアビリティの威力を高め大ダメージを与えるか、などの選択が発生する。さらに敵が強力な攻撃を仕掛けてくる際にブレイクでその攻撃を防ぐことも可能。これらの要素により、味方の行動順や敵のシールド値を考慮してコマンドを選択する、戦略性のあるバトルを楽しむことができる。

ジョブシステム
8人の主人公はそれぞれベースジョブを持っているが、ゲームを進めると「バトルジョブ」が開放され、もう一つジョブを装備可能になる。バトルジョブはキャラ間で重複はできない。

アビリティはベースジョブとバトルジョブ両方を戦闘中使用できるようになる。常時効果が発揮されるサポートアビリティに関しては、ジョブに依存せずに習得済みのものを4つまでセットできる。

アビリティは戦闘で獲得できるJPを使用することで習得でき、サポートアビリティはアビリティの習得数に応じて開放される。ジョブのアビリティを全て習得すると、ジョブの奥義が習得できる。奥義はブースト最大時に使用可能。

ジョブ武器キャラジョブの特徴
剣士剣/槍オルベリク剣の単体/全体攻撃、槍の単体/ランダムターゲット連撃と、多彩な攻撃ができるアタッカー。敵の攻撃を受ける壁役もこなせる。
サポートアビリティ「ダメージ限界突破」はアタッカーに必須で、最大ダメージの桁数を増やせる。
踊子短剣プリムロゼ闇属性の攻撃と、味方単体への各種バフができるサポート型ジョブ。
味方単体に技を全体化する効果を3ターン付与する奥義は、状態異常無効効果を付与する「健全化」、
物理攻撃を1回回避する「緊急回避」などと組み合わせると非常に強力になる。
商人槍/弓トレサ風属性の攻撃に加え、自身のHP/SP回復、味方のBPを回復する「BPパサー」、
自分に物理攻撃を1回だけ回避する効果を付与する「緊急回避」、
リーフを払ってで強力な助っ人を召喚する「傭兵よび」など、特徴的なアビリティが使える。
薬師アーフェン味方の単体回復/復活、状態異常無効効果付与で回復役をこなし、さらに斧の単体/全体攻撃アビリティで攻撃にも参加できる。
味方単体に、アイテムの効力を全体化する効果を3ターン付与する奥義はあまりにも強力。
狩人斧/弓ハンイット単体/ランダムターゲット連撃/敵全体への連撃を使いこなす弓のエキスパート。
敵単体の行動順を最後にする強力なアビリティ「ねんちゃく糸」も覚える。
ターン終了時に確率でもう1回攻撃できるサポートアビリティ「ラストアクト」も強力。
盗賊剣/短剣テリオン敵からアイテムを盗むアビリティに加えて、敵の物攻、物防デバフや、
与えたダメージに応じてHPやSPを割合回復できる短剣攻撃アビリティを持つ。
奥義が使用できるようになると火力も出せる。
学者サイラス火、氷、雷の強力な全体攻撃魔法アビリティを使いこなす。
「しらべる」で敵の弱点とHPを表示することもできる。
便利なサポートアビリティ「エンカウント半減」を習得できる。
神官オフィーリア光の魔法が使え、全体回復魔法、味方全体復活魔法が使用できる回復役。
HP回復時、最大HPを超えて回復できる超強力なサポートアビリティ「回復限界突破」を習得できる。

ジョブは上記8つ以外にも、上級ジョブというものが存在する。

フィールドコマンド

本作では、各主人公が固有のフィールドコマンドを持っており、町にいるNPCに話しかける際にフィールドコマンドを使用できる。

フィールドコマンドは「正道」と「邪道」の2種類に分かれる。「正道」はレベルや所持金が足りないと実行できないデメリットがあるが、人々との関係性が悪化しないメリットがある。「邪道」はレベルや所持金に関係なく実行できるが、失敗すると人々との関係性が悪化するデメリットがある。関係性が悪化するとその町ではフィールドコマンドを使用できなくなるので、酒場でリーフ(お金)を支払い、関係性を修復する必要がでてくる。

フィールドコマンド内容正道邪道
アイテムを得られるトレサの「買取る」テリオンの「盗む」
バトルを挑めるオルベリクの「試合」ハンイットの「けしかける」
連れ歩くことができるオフィーリアの「導く」プリムロゼの「誘惑」
裏情報を得られるアーフェンの「聞き出す」サイラスの「探る」

NPCの中には珍しいアイテムを持っている者もおり、「買取る」「盗む」でそれらのアイテムを入手できる。特に「盗む」では、今装備しているものよりも遥かに強力な武器・防具を入手できる場合がある。ただし、NPC毎に持っているアイテムは固定で、所持数も設定されているので無限に入手できるわけではない。

「試合」「けしかける」では、特定のNPCがレアアイテムをドロップする要素などがあるが、中にはめちゃくちゃ強いNPCも。そういうNPCの手助けを得られる「導く」「誘惑」ももちろん強力。「聞き出す」「探る」ではゲーム攻略には関係のない、NPCの意外な情報が記載されていることもあり、世界観の広がり/深みにつながっている。



感想

  • 世界観:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • グラフィック:★★★★★
  • BGM:★★★★★
  • システム:★★★★★
  • やりこみ:★★★☆☆
  • 難易度:★★★☆☆

本作は、管理人とんぬらがNintendo Switchを買うきっかけになったソフトです。スーファミ時代を思い出させるグラフィック、今風のカッコいい技演出、インパクトのある「どしゃぶり矢」をYoutubeでたまたま見かけて、遊びたい欲求を抑えきれなかった次第ですw おかげさまで以降Switchでゲームソフトを買い漁ることになりました(笑)。

本作最大の特徴「HD-2D」は、懐かしさと新しさを同時に感じさせるもので非常に美しく、SFCの数々の名作をこの表現方法でリメイクしてほしいと思うほど。本当に素晴らしい発明です。キャラドットも丁寧に書き込まれていて、バトル時は各キャラに全ジョブ分の専用ドットとモーションが用意してあるこだわりっぷりです。

BGMも非常に高い評価を受けており、特にカッコよくバトルを盛り上げる数々のバトル曲は人気が高いです。ボス戦BGMは、程よいバランスで緊張感のあるバトルと相まって、記憶に残ること間違いなしでしょう。フィールド曲に関しては、HD-2Dで表現される雪景色とマッチした、美しい旋律のフレームグレースの曲が素晴らしいです。「魔神の血を継ぐ者」は文句なしの神曲。BGMは文句なしに「マーヴェラス!!」ですね!

世界観・ストーリーは、人体実験が行われていたり、プリムロゼの目標が復讐だったり、裏切りがあったりと、ダークファンタジー寄りですが、ストーリー自体は王道的です。それゆえに驚きに乏しいですが、最後の最後で全てが明らかになったときは鳥肌ものでした。途中でやめている方、これからプレイする方には是非最後までプレイしてほしいです。

8人の主人公の加入タイミングはプレイヤーに委ねらるシステムのためか、仲間感のやりとりがほぼ無いのは残念なポイントです。その他、個人的にオムニバス形式で何度も序盤をやらされる感が強いのはプレイしていて辛い箇所でした。実際に管理人は4人だけ仲間にして進めて、残りの4人は放置、終盤でやっと集めるプレイスタイルでクリアしました。

バトルに関して、ブーストとブレイクが組み合わさった戦略性のあるシステムは、総合的にバランスが良く、雑魚戦でもしっかりと弱点をついてブレイクしないと倒すのに苦労する設計です。ブレイクシステムはSwitchのHD振動と割れるようなエフェクト&サウンドで、ブレイク時にプレイヤーが気持ちよさを体験でき、さらに敵に大ダメージを与えられるので爽快感が感じられるようになっています

NPCがガッツリとゲームシステムに関わってくるフィールドコマンドは、新鮮かつ奥深い要素でした。「お、こいつ、いいもん持ってんじゃん♪」「この爺さん、挑んでみたらめっちゃ強いw」「この人、仲間として戦闘で呼び出すと使いやすいな」「なんて設定してるんだw、この人」などなど、世界観にどっぷりのめり込めて、楽しみながらプレイできました

本作で一番問題と感じたのは、フィールド/ダンジョンの単調さです。変わらない風景が続くことが多く、ギミックらしいものといえばHD-2Dを活かした見づらい位置にある宝箱ぐらい。もうちょっとどうにかして欲しかった。クリア後のセーブデータの状態も、現代のゲームとは思えない仕様で非常に残念でした。

まとめるとHD-2DとBGMは文句なし、バトルシステムも面白く、総合的に見ると100点満点中80点ぐらいの良作、といった印象のゲームです。

ちょっと話はそれますが、スマホで配信されている「OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者」がソシャゲとしてはいまいちな一方、ストーリーと演出が素晴らしかったので、本作の問題点を解消し続編のCSゲームとして出してくれていれば、と残念に思っています。

こんな人におすすめ

  • スーパーファミコンなどのレトロRPGが好きな方
  • 良質なRPGをプレイされたい方

にオススメです。

プレイ環境

管理人のプレイ環境:Nintendo Switch

PS4版、Microsoft Windows版、Switch版があるので、お好きなハードで。Switch版はDLCが初めから収録されています。

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