今回は、管理人が学生の頃にプレイしたGBAのレトロゲーム「黄金の太陽 開かれし封印」をご紹介いたします。「黄金の太陽 開かれし封印」の紹介&レビュー記事です。
概要

このゲームの特徴 |
「エナジー」を使用した謎解き要素 GBAトップクラスの派手な戦闘演出 「ジン」を使用した独自の強化・戦闘要素 |
- 発売日:2001年8月1日発売
- ジャンル:コマンドRPG
- クリア時間目安:25~30時間
ゲームソフト開発会社のキャメロットが開発、任天堂が販売したRPG。黄金の太陽シリーズは全部で3作あり、本作に加え、本作のストーリーの続きである「黄金の太陽 失われし時代」、DSで発売された本作30年後が舞台の「黄金の太陽 漆黒なる夜明け」が存在する。
世界観・ストーリー
封印されし古代科学……錬金術。
霊峰アルファ山に抱かれたハイディア村のソル神殿は、その封印を守護し続けてきた。しかし……その封印が破られた。「錬金術を極めし者は『すべて』を手にする」とまで言われた古の錬金術の底知れぬ力が……この世界のすべての物質を形成するという、地・水・火・風の4つのエレメンタルの力が……何者かの手によって解放されようとしている。錬金術の大いなる力の驚異にさらされた世界。この世界を最悪のシナリオから救うために、勇気ある者たちが、今、立ち上がる……!
出典:黄金の太陽 開かれし封印 取扱説明書
ハイディア村出身の主人公ロビンと、幼馴染ジェラルドが、エレメンタルの力の解放阻止を目的に、村を出発することから物語は本格的に始まります。
世界観としてはファンタジー風で、一般には知られていない、エナジストと呼ばれる特殊な力を持った人間が存在する設定です。主人公たちもこのエナジストにあたります。


町やダンジョンはスーパーファミコン後期を彷彿させる、温かく美しいドット絵で表現されています。BGMのクオリティも高く、戦闘BGMや最終ダンジョンのBGMなど、名曲が多いです。

一方、フィールド画面は、ドラクエ7やDSのドラクエ天空シリーズに似たグラフィックです。

戦闘画面においては、グラフィックは粗いが、演出などで迫力あるものになっています。GBAとしては飛び抜けている。
ゲームシステム

戦闘はコマンドRPG形式ですが、独自の「ジン」システムを備えています。

「ジン」には4つの効果があります。
1.ジンをセットすることにより、ステータスボーナスが発生。セットしたジンの数と種類によっては「クラスチェンジ」が発生し、習得エナジー(魔法)が変化する。

2.ジンの属性に応じた属性攻撃力・耐性のアップ。

3.解き放つでジン固有の攻撃やバフ効果を発揮する。

解き放ったジンは「スタンバイ」状態になります。
4.「スタンバイ」状態になったジンを使用することで「しょうかん」により敵に大ダメージ

同じ属性の「スタンバイ」状態のジンの数が多いほど(最大4)、より強力な精霊を「しょうかん」できる。

「しょうかん」で大ダメージを与えることができますが、ジンを解き放つとクラスダウンにより、ステータス減少、習得エナジー(魔法)が減るなどのデメリットが発生する場合もあるので、戦略的にジン解放を行う必要があります。

また、「しょうかん」に使用したジンは「リカバリー」状態になり、戦闘で一定ターン経過するか、フィールド等で一定時間歩くと再セットされます。

ジンは町・ダンジョンでギミックを解いたり、フィールドで出現したジンを倒すことで獲得できます。

他にこのゲーム特有の戦闘システムとして、一部武器に必殺技が設定されています。通常攻撃選択時に一定確率で発動し、敵に大ダメージを与えます。しびれや攻撃力ダウンなど、追加効果が発生するものも多いのが特徴。


ジンに次ぐ大きな特徴としてエナジーがあります。いわゆる魔法であり、戦闘用とフィールド用があります。特にエナジーによる謎解き要素が、本作の大きな特徴になっています。道中、エナジーを駆使しギミックを解いて物語を進めていくことになります。
ちなみにエナジーを使用するのに必要なEPは歩くと回復します。


物語を進めると、ミニゲームもプレイできるようになります。



感想
- 世界観:★★★★☆
- ストーリー:★★☆☆☆
- グラフィック:★★★★☆
- BGM:★★★★☆
- ゲームシステム:★★★☆☆
- やりこみ:★★☆☆☆
- 難易度:★★★☆☆
学生の時プレイして、他のGBAのゲームと一線を画するかっこいい戦闘シーンにワクワクした思い出。なお、ストーリーは次作含めてほとんど覚えていなかった(゚∀゚)
本作だけではストーリーは完結せず、次作「黄金の太陽 失われし時代」をプレイする必要があります。それ抜きにしても、ストーリーに関しては「早く先に進めたい、謎を知りたい」という欲求は特に起きないシナリオです。牧歌的で、ダメってほどのシナリオでもないですが。
戦闘は特にレベル上げの必要性もなく、かといって装備品をきっちり揃える必要もなくといった感じで、謎解きさえクリアできれば割とサクサク進む印象でした。フィールドではときどき道に迷いましたがw
謎解きは、個人的には難しすぎず程よくバランス良い感じで、プレイしていて楽しかったです。
GBAのゲームとしてトップレベルのグラフィック、素晴らしいBGM、エナジーを駆使した謎解きが楽しいゲーム、それが本作「黄金の太陽 開かれし封印」です。
こんな人におすすめ
謎解きをして進めていくRPGなので、
- ゼルダシリーズが好きな方。
- 謎解き系が好きな方。
- ファンタジーRPGが好きな方。
にオススメです!
プレイ環境
管理人のプレイ環境:レトロフリーク
本作は移植・リメイク等は発売されていないので、今遊ぶとなるとGBAか、Wii Uのバーチャルコンソール(715円)でプレイするかの2択になります。
管理人は現在Wii Uを所持していないので、GBAソフトを490円で購入し、レトロフリークを使用してプレイしました。
レトロフリークでのプレイする場合の注意点があり、ポーズメニューの「いますぐスリープ」は使用しないこと。進行不能となり、リセットしても改善されません。万が一、使用してしまった場合は、本体のメインメニューから、本体⇒セーブデータ⇒ゲームボーイアドバンス⇒黄金の太陽 開かれし封印⇒自動再開データを選択⇒削除、で解決するかと思われます。
また、レトロフリークには「クイックセーブ」機能がありますが、これは3DSのバーチャルコンソールなどと同じく、セーブデータを含む今現在の状態を保存する機能です。「クイックセーブ」データをロードすると、ゲーム内のセーブデータの状況に関わらず、「クイックセーブ」したときのセーブデータの状態をロードすることになるため、ゲーム内のセーブデータが巻き戻ってしまいます。使用する際は注意してください。
続編「失われし時代」の記事も是非!
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