テリーは子供の頃にプレイ済みでしたが、続編の本作は未プレイだったので今回初めてプレイ。「ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵」の紹介&レビュー記事です。
概要

このゲームの特徴 |
今も続くドラクエモンスターシリーズの2作目 前作と異なり、本編シリーズのようにストーリー要素を強化 システムは前作をベースにより遊びやすくなっている モンスター強化のやりこみ要素 |
- 発売日:2001年3月9日発売(ルカ版)、2001年4月12日発売(イル版)
- ジャンル:コマンドRPG
- クリア時間目安:15~20時間
国民的RPG「ドラゴンクエストシリーズ」の派生作品「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」の続編で、2バージョンに分けて発売された。主人公は今作オリジナルでバージョンによって異なる。なお、不具合が発覚しイル版は発売が延期された。
登場モンスターはドラクエVIIに登場したものも加わり、本作でも多数のオリジナルモンスターが追加されている。
テリーと異なり、本作の移植は少なく、「ドラゴンクエストモンスターズ1・2 星降りの勇者と牧場の仲間たち」として発売された程度である。3DSでは最新のモンスターズシリーズのシステムをベースにした「ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵」が発売され、後に要素を追加して「ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議な鍵SP」としてスマートフォン向けに配信された。
世界観・ストーリー
南の島の真ん中に浮かぶ小さな島国「マルタ」。
今、ある家族を乗せた一隻の船がこの国へと向かっていました。
家族は、この新しい地で魔物の牧場を開くためにやってきたのです。
船のへさきで、どんどん近づいてくるマルタの島を見つめる二人の兄弟…
二人の瞳は、期待に輝いていました。これはマルタにやってきた小さなこどもたち…
ルカとイルの冒険の物語です。
出典:ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 取扱説明書

舞台となるのは前作で名前が登場していたマルタの国。

ワルぼうがマルタの国の精霊で、ストーリーに大きく関わってくる。

旅の扉は「ふしぎなドア」に変わり、鍵の種類によって行き先が変わるシステムに。前作と異なり、行き先の世界では城や町が存在し、本編のようなストーリーが展開される。
ゲームシステム

戦闘は前作とほとんど変わらない。新要素として「連携特技」というものが一応存在するが、通信要素なので、今だとまず使うことはない。

前作にあった旅の扉に変わるシステムとして、今作では「かぎ」と「ふしぎなドア」が存在する。
かぎには大きく2種類あり、ストーリー進行に関わるかぎと、ランダム生成のダンジョンに行ける「ふしぎなかぎ」が存在する。
ストーリー進行で手に入るかぎでは、行き先の世界に町やダンジョンが存在し、本編シリーズのように人々と話をしてゲームを進めていく。
一方、ふしぎなかぎは入手時に中身が決まる生成型のダンジョンになっていて、町や城、洞窟などは存在するが、施設があるだけで物語を進めるといった要素はない。

ふしぎなかぎは、鍵屋で鑑定してもらうことで使用できるようになる。獲得したときのパーティの強さにより鍵の内容が変化し、前作の系統最強モンスターが出現する鍵や、????系のみが出現する(仲間にはできないが経験値が高く本作で最も経験値効率が良い)鍵が入手できることも。鑑定料が高いほど良い鍵が手に入りやすい。
ふしぎなかぎの世界では、その階層のボスを倒すまではモンスターを仲間にできない制約がある。
ふしぎなかぎは、闘技場の報酬や、ふしぎなかぎの世界の洞窟や塔などのダンジョンの最奥報酬、ふしぎなかぎの世界で出会う他国マスターを倒した場合などに手に入る場合がある。
その他、本作では基本的には前作のシステムを踏襲しつつ、遊びやすさやボリュームなど、改良されたものも多数ある。
- モンスター数が210種類から312種に大幅増加
- モンスターに新系統の水系が追加
- 特技も多少追加
- すばやさ、かしこさの最大値が999に。それに伴い特技の習得にかしこさが大きく関わるように
- モンスターの仲間になる確率が増加
- 牧場に預けられるモンスター数が増加した他、冬眠が使いやすくなった
- 配合時のセーブがなくなり、血統を選ぶと配合後のモンスターがすぐにわかるように
- 使用者とは異なる性別のモンスターを呼び寄せる特技フェロモンが登場

血統さえ選べば、相手をカーソルで選択するだけで、配合結果が画面に表示される。但し結果が????の表示はある。
感想
- 世界観:★★★★★
- ストーリー:★★★☆☆
- グラフィック:★★★☆☆
- BGM:★★★★★
- ゲームシステム:★★★★★
- やりこみ:★★★★★
- 難易度:★★★☆☆
前作はとことんやり込みましたが、本作発売当時は、ほとんどゲームをしていおらず機会に恵まれなかったため、今回レトロフリークでやっとプレイすることができました。
序盤は、ホイミを覚えるモンスターが手に入らず結構難儀しました。前作のホイミンがどれだけ有り難かったかを痛感! たこつぼこぞうがホイミを覚えることを知ったのはだいぶあとの話でした^^;
前作と異なり、モンスターが仲間になる確率が大幅にアップしており、モンスターの種類にもよりますが、しもふりにく1個で大抵仲間になる体感です。
ストーリーは鍵ごとで行き先の異なる世界単位で進行し、物語要素が強くなっていますが、前作のシンプルな旅の扉形式も、あれはあれでシンプルかつ区切りが良かったので一概に本作が良いかとは言えず。モンスターズは本編と違って、ストーリーがメインってわけじゃないですからねー
やりこみ要素に関しては前作以上のボリュームで、モンスターが100体程度追加されています。また、前作では、すべての系統最強と魔王系を使用してダークドレアムを完成させますが、今作では異なり多数の最終段階があるので、その分モンスターコンプのハードルが上がっています。
モンスター図鑑の数でイベントで解放されたり、強力なモンスターが手に入るふしぎなかぎを集める等、その他やりこみ要素が大幅に増えていて、管理人は遊び切るのに100時間以上プレイしました! 前作テリーのワンダーランドからの正統進化ってのもあり、システム面もすんなり受け入れられて長く楽しめたゲームでした。

まおうのかぎの通常エンカウントで、歴代魔王が同時に登場したときは笑いましたw
こんな人におすすめ
本作は
- ドラクエシリーズが好きな方
- ポケモンシリーズが好きな方
- 好きなモンスターをとことん強くしたいという方
にオススメです!
プレイ環境
管理人のプレイ環境:レトロフリーク
管理人はアキバで280円でルカバージョン購入し、レトロフリークを使用してプレイしました。移植はPSで前作とのカップリングが存在するのみで、VCは残念ながら存在しません。バージョンについてですが、大きな違いは主人公と一部ダンジョン内容が異なるぐらいですので、お好きな方を。
3DSでリメイクも発売されていますが、そちらは最新のモンスターズシリーズであるジョーカーのシステムがベースになっているため、プレイ感は完全に別物になっています。
【レトロフリークでプレイする場合の注意点】
レトロフリークには「クイックセーブ」機能がありますが、これは3DSのバーチャルコンソールなどと同じく、セーブデータを含む今現在の状態を保存する機能です。「クイックセーブ」データをロードすると、ゲーム内のセーブデータの状況に関わらず、「クイックセーブ」したときのセーブデータの状態をロードすることになるため、ゲーム内のセーブデータが巻き戻ってしまいます。使用する際はご注意ください。
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