「大乱闘スマッシュブラザーズ」で有名な桜井政博氏の処女作で、星のカービィシリーズの第一作目「星のカービィ」の紹介&レビュー記事です。
概要

このゲームの特徴 |
カービィシリーズの記念すべき第1作目 優しい難易度のアクションゲーム 桜井政博氏の処女作 |
- 発売日:1992年4月27日発売
- ジャンル:アクション
- クリア時間目安:1時間程度
「星のカービィシリーズ」第一作目で、ハル研究所が開発し任天堂が販売したアクションゲーム。ゲーム初心者でも遊べるアクションゲームとして制作された。カービィといえばコピー能力だが、一作目である本作ではまだコピー能力はなく、二作目の「星のカービィ 夢の泉の物語」から登場する。
「星のカービィ スーパーデラックス」に収録されている「はるかぜにともに」は本作のリメイク的内容になっている。
本作の生みの親である桜井政博氏は後に「大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ」を手掛けることになる。
世界観・ストーリー
それは、地球からずっとずっと遠く離れた小さな星の、そのまた小さな国のお話です。
その国のひとたちは、あきれかえるほどの平和な生活を楽しんでいました。その国の名前は「プププランド」といいます。
しかし、長く続いたプププランドの平和も、おしまいの時がやってきました。
ある日の晩、丘のむこうの「デデデ山」から、くいしんぼうで有名な「デデデ大王」とその手下たちがやってきて、一晩でプププランドの食べ物という食べ物をドロボウしてしまったのです。
そしてそれどころか、その国に伝わる空飛ぶ秘宝「きらきらぼし」までも奪いさってしまったのです。
宝物を奪われたひとびとは悲しみましたが、それよりも、おなかがすくのはもっと困ります。みんなどうしようかなとなやんでいる時、ひとりの若者がプププランドにやってきました。
その若者は旅の途中でした。
しかし、プププランドのひとびとが困っていることを聞くと、みんなの食べ物をぼくが取り戻し、みんなおなかいっぱいごはんを食べられるようにしてあげようと、ひとりでデデデ山へとむかっていきました。
はるかぜとともに現れたゆうかんな若者。
その名は「カービィ」。
プププランドのみんなのおなかを満たすため、それいけカービィ、がんばれカービィ!!
出典:星のカービィ 取扱説明書

絵本のような世界観の「プププランド」が本作の舞台。

主人公のカービィはまるまる身体で、いろいろなものを吸い込むことができる能力をもっている。
ゲームシステム

ステージは横スクロールアクションで、地面がない場所に落ちると体力が一気に0になる。
初心者も遊べるアクションゲームとして制作されたカービィシリーズの特徴として、体力制で多少ミスした程度ではやられない、空中に浮かぶことができるので落下死しづらいなど、ゲーム初心者に優しい仕様になっている。
- 十字キー←→:左右に移動。
- 十字キー↑:ふくらんで空を飛ぶ。出入り口に入る。
- 十字キー↓:しゃがむ。吸い込んでいる場合飲み込む。床から下に降りる。
- A:ジャンプ
- B:吸い込む。吸い込んだものを吐き出す。空中にいる際に空気弾を撃つ。
本作ではコピー能力はないが、アイテムを拾うと特殊な攻撃ができるようになる。

マイクを拾ってBボタンで使用すると、画面内の敵をすべて倒せる。

キャンディーを取ると一定期間無敵状態になる。

激辛カレーライスを取ると、Bボタンで火炎弾を撃てるようになる。

さつまいもを取ると、一定時間飛んでいる状態になり、空気弾を連射できるようになる。

クリアするとエクストラゲームのコマンドが公開される。エクストラゲームでは敵の行動パターンやスピードが変化し、エクストラゲーム専用の敵も登場する。難易度はかなり高く、アクション上級者向けになっている。

タイトル画面で↓+SELECT+Bでコンフィギュレーションモードに入ることができる。カービィのHPや残基を変更できる他、サウンドテストではカービィシリーズでお馴染みのBGMやSEを自由に聞くことができる。
感想
- 世界観:★★★★☆
- ストーリー:★★★☆☆
- グラフィック:★★★★☆
- BGM:★★★★★
- ゲームシステム:★★★☆☆
- やりこみ:★☆☆☆☆
- 難易度:★☆☆☆☆
マリオをクリアできなかった管理人が、子供の頃クリアできたアクションゲーム。大人になった今あらためてプレイしてみましたが、コピー能力はないので、アクションはとてもシンプル。難易度も低いのでストレスなく遊べました。 エクストラゲーム はかなり難易度高いので、アクションゲームが得意な方も楽しめるようになっています。
グラフィックはカービィの動きのバリエーションが豊富で、ステージはモノクロながらも温かみのあるプププランドを丁寧に描いています。BGMは懐かしく聞き慣れた名曲ばかりで、カービィ特有のSEも1作目から健在。
1、2時間もあればクリアできてしまうボリュームの少なさは本作の難点。ただ今はワンコイン以下で買えるのであまり気にはならないかも。
簡単かつ手軽に楽しめるボリュームのアクションゲームで、今プレイしても十分楽しめました。
こんな人におすすめ
カービィや、カービィ好きで本作をプレイしたことがない方にオススメです。
難易度は低めなのでアクションが苦手な方も是非。
プレイ環境
管理人のプレイ環境:レトロフリーク
管理人はネットで480円で購入し、レトロフリークを使用してプレイしました。本作は3DSのバーチャルコンソールにて419円で配信されているので、今やるのであれば3DSでやるのがベストかと思われます。
レトロフリークでは、GBのソフトは設定で画面の表示カラーを変更できます。GBCでプレイした時のカラーや、初代ゲームボーイの緑色っぽい画面も表現できるのが利点です。

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